出会いと別れ
小学校から中学校へ進級する頃のお話です
僕は幼い頃からスイミングスクールに通っていました。そしてスクールバスでスイミングスクールに通っていました。
五年生の頃、スクールバスの中で知り合った兄妹がいました。彼らは僕より年下でしたが上級者コースに入っていて、なんとゆうかプロでした。
バスの中や練習も兄妹と三人で仲良くやっていて、とても幸せでした。帰りは彼の妹にアイスをおごって財布が薄くなっていましたが…。
そして僕が中学校に上がるときに兄妹達はスイミングスクールをやめてしまいました。理由は元々両親が転勤族で今度は宮城県多賀城に行くと言ってました。
とても悲しくて涙目になりながら別れたのを覚えています。そして大きくなったらそっちに遊びに行くからと約束して住所と電話番号も書いてもらいました。
中学に入り僕は忙しくなり、心の中では連絡しなきゃとずっと思っていましたがなかなか決心が付かず中3になろうとしたときに震災が起きました。とてもとても心配でラジオで宮城沿岸の被害状況が伝えられる度に泣いていました。停電が復旧したときすぐに兄妹の家に電話しました。しかし、繋がりませんでした。1ヶ月たってかけ直しても繋がりませんでした。
そこで手紙を書きましたが現在その住所はありませんとそのまま返ってきました。
別れた後、すぐに電話していればよかったな、忙しいなんて自分に言い訳しなきゃよかったな。悔やんでも悔やみきれません。たまにふとあの兄妹が思い出され胸が痛みます。夜のときはないてます。
会いたい、会えたら謝りたい