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考えたこと。

大学のある授業を受けて考えたことがあるんですけど、幼少期の経験は成長してからの人格形成に大きな影響を与えます。これはまぁよく言われることですが。
私は幼い時、無意識下で自分は周囲の人間よりもそれなりに優秀な方だ、という自覚がありました。(無意識下の自覚ってなんだか矛盾してますが)今日見た映像に出てきた男の子(五歳児)も、精神的に発達が早い子のように見えました。その子が大きくなった時どうなるんだろうな、と考えた時、自分と重なったんです。
彼は、大人から見れば手のかからないいい子なんだと思います。実際私も小4くらいまではそう思われていました。自分がどうすれば周りから評価を得られるのかが無意識下で分かっていました。
ただそれって、必ずいつか崩されるものなんです。それが崩れたのが私の場合小5でした。今まで得ていた賞賛と、幼い頃からの自分は優秀なほうだ、という自負が一挙に失われるんです。すると、自分を守るために周りを見下し(っていうと言い方は悪いですが)はじめるんです、それこそ精神的には幼いですが。
そこから自分がどうなったかというと、同年代は見下してますから彼らからの賞賛は求めていない、じゃあ誰に求めるか、大人です。
私の両親はいい意味で私に期待をしていなかったので、私は専ら先生の評価を求めるようになりました。
今日のテーマに絡めて言えば、だから私はそんなに友達はいなくていいと思ってるんです。実際今でも同年代の人には無関心を決め込んでいるし(見下すのは人間関係に荒波を立てるのでね)、私は、一定の大人からの一定の評価があればいい。
映像の男の子も、私と同じとは言わなくともいつか優位に立てなくなる時が確実にきます。その時彼が私よりも良い判断と行動が取れるといいと思いました。