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あと2ヶ月の戦い

今日最終日の私立入試を終えた。
2校受けたけどどちらもあまり自信がない。家に帰ってやっと一息つけると思って冷蔵庫からお茶を出して飲んだ。ふと見ると冷蔵庫には塾のスケジュールの予定表が。
「日曜日9:00〜21:00」さっそく今週も塾だ。何かが終わっても塾。塾。塾。塾。塾。勉強。勉強。勉強。勉強。この言葉に縛られてしまう。中1や中2の時想像していた受験生とは全く違う受験生のわたし。
「みんな一緒よ」「ここを乗り越えたら」「あとちょっとやん」こんな言葉を耳にするたびうんざりしてしまう。
塾を想像したり受験について考えたらあぁーーもう!!って叫んでしまう。家族にあたってしまう。物にあたってしまう。
成績は伸びずに怒られてばっかり。自分の部屋に閉じこもりたいくらいだ。
テレビで楽しそうな番組が流れていても、うるさいと感じてしまう。
そこら辺の道を歩いていても、ため息が出てしまう。
小鳥のさえずりを聞いてもあの時みたいな気持ちになれない。
学校の帰り道に見た夕焼けの美しい空だってあの時みたいに感じられない。
美味しいご飯だってゆっくり味わえない。
寝る時間には日付が変わる。
わたしは気づかない間に受験・勉強という言葉を自ら嫌い、避けていた。
受験ってこんなにも辛いことなんだ。
もちろんこんな事感じない人もいるかもしれない。何言ってんだよこいつ。って思う人もいるかもしれない。
でも勉強の嫌いなわたしにとっては初めてで大きいもので。
たくさんの人や物にあたってしまって最低だなわたしって泣いたこともたくさんある。それでも家族や先生、友達がはわたしを応援してくれた。
「あんたなら大丈夫」「一緒にがんばろう」「クラスみんなで合格!」
「まだ進んでいける」と。こんな言葉は最初の言葉とは何か違ってわたしの心を支えてくれた。

そして昨日。カレンダーを破って2月が見えた。あと2ヶ月すれば終わるんだって考えると少し明日が見えてくる気がした。
逃げたらここで終わり。応援してくれる人のためにも、
自分のためにも。精一杯がんばりたい。
あと2ヶ月。
わたしは弱音を吐かずに逃げずに入試へ向かって
受験生を卒業したい。