ひとり
久しぶりに、この学校掲示板を見ている。
もう長く聴いていないし、毎日聴いていた頃と同じ感情ではもう聴けないだろう。
同時に今日、久しぶりに「実家」に来ている。かつて、自分を縛る檻のようで嫌いだったこの家の四畳半で、ひとりだけ深夜まで起きてラジオに耳を傾けていた。
現実に、他にそれを共有できる人、なんなら大半の楽しみを共有できる人はいなかった。楽しいと思いたかっただけかもしれない。
そうして、ひとりが嫌で矛盾にも一人暮らし、この家を出た。その先で、仲間も出来た筈だった。色んな人と楽しい事も苦しい事もした。
それでも、まだ肝心な所でひとりになって、躓いて、こうしてこの嫌いだった四畳半に来ている。
眠れる筈が、ない。