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登山あれこれ 31

久々のこのコーナーです。文化祭で山岳部は登山用品の展示を行ったのですが、これがなかなか楽しかったです。カエルの全身衣装を着たり、なぜか女装が始まったり、いろいろカオスでしたが、もちろんザック体験や写真コンテストなど真面目にやってましたよ(^.^;

今日は皆さんご存知ラインホルトメスナーさんについて簡単にご紹介します。え?知らない??なんだって???
エベレスト以下8000m峰全山無酸素単独登頂、ゴビ砂漠、南極、北極を歩いて旅するなど極限へ挑み続けている冒険家であります。南チロル出身のイタリア人です(71)。
メスナーは少年時代から父と本格的なクライミングが必要な山々を登っていました。父がついていけなくなってからは、弟と父が「あの壁は絶対に登れるはずがない」と言われてた壁を次々に登ってしまいます。つまりルートを開拓したということですね。
じきにメスナーはヒマラヤの山を登るようになるのですが、そこで織りなされる周りとの衝突、物語は必見です。簡単に説明すると、当時は国を挙げての8000m峰の初登頂競争をやってるような時代だったのです。登頂の為には酸素ボンベ、ハシゴ、ボルト、ロープ、シェルパどんな手段を用いても構わないというか出来得るすべての手段をとってまで山頂を極めたかったのです。しかしメスナーはそこに疑問を持ちました。「壁にボルトをうてば技術上登れない壁はない。そこにはクライマー自身の技術はあるだろうか?酸素ボンベを使えば誰でも登れるではないか。」そんなこんなで
山岳会からメスナーに対する批判の声もままあって....
詳しいことは『極限への挑戦者』という本に書いてあります!是非読んでみてください。メスナーは確固たる自身の揺るぎない哲学を持っています。メスナーの魅力はそこにあると思います。正直本としてはメスナーは小説家ではないので文章にしつこいところが若干ありますが読んで損はないと思いますよ(^^)/

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