ぼくは感情移入しやすい。 また 泣いてる 泣きすぎでしょ 感情移入しすぎ っていつも言われてた。 今日 君の彼氏との関係の話聞いてて 苦しくなって 痛くて 泣いて 涙が止まらなくて。 君のほうが苦しいはずなのに なんでぼくが泣いてしまうんだろう。 もう泣いてばっかでいやだなぁ って言ってたら やさいいね って言ってくれた。 ぼくの良いところがひとつ 君が見つけてくれた。
死んではダメだ。 って言っていたぼくは とうの昔に死んでいる。
久しぶりにこの感情がでてきた。 今まで封印してたのに。 親友から親友の彼氏への 「大好き」というラブコール。 見たくなくて。 むかむかして。 また 前みたいな感情を持ってしまった。 また 一人だけ嫌な感じになった。 また封印しなきゃいけないのに。
やっぱりぼくじゃなくて こいつのほうを選ぶんだろうな。 親からの扱いも違うし。 ちゃんと怒られててる感じしないし。 ぼくがいないほうが世界は優しかったんだろうな。 結局ぼくは 何のために。 誰のために。 生まれてきたんだろうね。 何でだろうね。 何で生まれてきたんだろうね。
死ぬことは 「人生」という壇上に上がり 「自分」という話の最後にするものだと思う。 「さぁ、いよいよ舞台のフィナーレです!私の人生に関わった関係者の皆様、私がきらいな人間の皆様、支えてくださった皆様、たまたまそこにいらっしゃった観客の皆様、××年間、ありがとうございました!それでは、またいつか、来世でお会いし ましょう!」 すてきな舞台のフィナーレを。
もし、明日、ぼくがそこにいなかったら。 君は泣いてくれるだろうか。 寂しがってくれるだろうか。 もしそうだったならば ぼくの生きてる理由が少しでも分かるかもしれないね。
心配されたい。 大丈夫?って聞かれたい。 そんなの思ってるのってぼくだけだと思うけど。 親、友達に言ったらきっとぼくの存在を消したくなるだろう。 心配されて、いなくならないでねって言われたいんだ。
君が抱えてる痛みがぼくに移ればいいのに。 君が抱えてる辛さがぼくに移ればいいのに。 君が抱えてる悲しみがぼくに移ればいいのに。 そしたら君は 痛くならずに 辛くならずに 悲しくならないで済むのに。 そしたらぼくは ぼろぼろになって君を守ることができた って言えるのに。
愛せなくてごめんなさい。 愛してもらえなくてごめんなさい。
君の声をぼくの脳内で再生。 君が前に 女の子に言った言葉を想像して再生。 ちょっと低い声で ぼくに 月が綺麗ですね って言う君が脳内から離れない。