余らせた牛乳勿体無いからと作ったスープをまた余らせる。
私にも予定はあるの。先月の公共料金コンビニ払い。
「明日から休みだから」と夕立ちにうたれることもいとわなかった。
三ヶ月前に逃がした名も知らぬ虫の肥大に時を感じる。
労いを伝える手紙のその文字に気弱な彼女の強さを知った。
土曜の喧騒に僕の闇は掻き消され、君からの返信を待ちながら眠ってしまいそうな帰り道。寂しいなんて考えたら負けだから、ちっぽけな自分は隠して地下鉄の冷たい風に吹かれながらそれでも生きていく。