今にして思えば
別に特別な体験ではないのだろうけど、中学生のとき2年間ほどいじめを経験しました。
そのおかげというか何というか、大学生4年生になった今も、とにかくいじめをなくしたいという強い思いを持っています。
今年就職活動を行うにあたって、どのような仕事に就けば良いのか自分の中で考えた結果、新聞記者としていじめ問題に取り組みいじめを撲滅したいと考えました。就職活動をして、来年から小さい新聞社ですが、記者になれることになりました。
あの頃は日曜の夜、サザエさんが始まり大河ドラマのオープニングが流れると明日は月曜日かと気が重くなっていましたことを今でも時々思い出します。とにかく学校に行きたくないと憂鬱で仕方ない日々が自分に力をくれたと思っています。
そして言葉の力を思い知りました。時には物理的な力よりも傷を負うこともある。この経験から日頃の生活でも人を傷つけないよう、自分なりに気をつけるようになりました。
いじめは無くならない。いじめられる方に問題がある。こういう言葉をよく聞きますが、僕はそうは思いません。こうした認識があることがその被害を拡大させるのかもしれないとすら考えています。簡単なことではないとでしょうが、何とかこうした人々の意識を変えてその深刻さを伝えていきたいと思います。
いじめてきた人々に対しては今でも許せないという気持ちはあり、感謝しようなんて毛頭思いません。でも人として生きていく上で大切な経験だったと思います。