おじいちゃんおばあちゃん
今年は2年ぶりに祖父母の家に行きました。去年は受験があったから行けなかった分、今回はたくさんお話しようと思いました。
久しぶりに会った祖母の背中は丸まっていて、祖父は腰を悪くしていました。今まですごく元気だったから、心こそは元気そうだったけど確実に老いているんだなと思ったら、胸が苦しくなりました。それでも、おいしいおせち出してくれたり、一緒に布団を敷いたり、いつも通りに過ごしました。あまりにも祖父母の家が居心地が良すぎて、部活や勉強を考えなければいけない現実に戻りたくありませんでした。帰り際に「ここ居心地がいいからまた来週あたりに1人で泊まりにくるかも〜(笑)」と祖父母に冗談で言うと、祖父母は「いいわよ、おいしいご飯とお布団準備しておくからね。宿泊料としてみっきーずっきーの地元の甘物をたくさん持ってきてね。」そう言ってくれました。こんなにも祖父母が愛おしく思ったことはないし、こんなにも帰りたくないと思ったことはありまんでした。家族と車に乗り込み、寒空の下お見送りをしてくれている祖父母の姿が小さくなっていくうちに、気がついたら私は泣いていました。最後に曲がり角を曲がるところまで、祖父母は手を振り続けてくれていました。私はそれに精一杯応ました。車の窓を開けて、手を出して、大きく振りました。こんなこと話していたらまた泣いてしまいそうです。だから、今年のお正月はもっと祖父母を大事にしようって思ったお正月でした。たとえ同じことを何回も繰り返して話し続ける長電話だとしも、ちゃんとお話しようと思いました。