自分は空に恋をした
僕は空を諦めかけていた。でも、帰省で乗った737-800の機長の神がかった操縦に勇気を貰い、パイロットを目指し出した。0.1以下だった視力も0.8-1.0位まで上げ、メチャクチャだった食生活を改め、砂糖や塩、揚げ物がメインだったのが野菜中心になり、パイロットになると決めてから一度も病気をしていない。そして、航空機や英語についても勉強を始めた。それから暫くして乗った時の飛行機も思い出の737、キャプテンはなんと前回と同じ方だった。僕はCAにお願いして、ドアの向こうで操縦桿を握っているキャプテンに自分がキャプテンに憧れてパイロットを目指していることを伝えてもらい、着陸してからキャプテンのサインをもらった。
パイロットへの道は長くて険しい。心が折れそうになることもある。でも、そんな時は「自分の居場所はコックピット。絶対パイロットになってやる」そう言い聞かせ大好きな空を飛べる日に向かって進んでいる。