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女の園へ来てしまったチョコレートの末路。

今日は2月14日。世間では男の子がソワソワし、女の子が緊張するバレンタインデー。
しかし、ここは男子禁制の女の園。そう!女子校!
男の子にチョコをあげることも無く、可愛い女の子同士で可愛いお菓子を交換する日なのだ。
そんな中、学年一仲が良いと言われる私のクラスでは、昼休みの教室でこんなことが行われていた。それは、、、チョコフォンデュパーティー!!
朝イチで学校へ行き、友人の持ってきた板チョコを水筒やら折り畳み傘やらで、砂のようになるまでひたすら砕き、放置。
手作りのお菓子を配って回ったり、あまり楽しくない授業を乗り越えいざ昼休み。
牛乳が無いことに気づき購買へパシり、マシュマロに竹串をぶっ刺してクラス全員に配る。チョコフォンデュの鍋に火をつけ、楽しい楽しいパーティーの始まり、、、と思いきや、これまた事件が。チョコが溶けない!
しょうがない!とノリと野蛮さでチョコに直接火を(笑)さすが真のJK。
溶けねぇクソ!と叫ぶ友人Aを傍目に、ひたすらマシュマロを貪る私。
しょうがない牛乳いっぱい入れよう!そう言い牛乳を手にする友人B。あれ、、、牛乳入れるとチョコ固まるんじゃない、、、?とか思っている間に、鍋の中には白い池が。あーあ。やっちゃった。
そんなこんなで昼休み残り5分。なんとかチョコフォンデュらしくなり、クラスの子たちが次々にチョコにマシュマロを付けては食べ、写真を撮り去っていく。
他のクラスの子がドアから羨望の眼差しを向けていても、無視してひたすら食べる。要するにデブ活。そして昼休み終了のゴングが鳴り響く。そそくさと掃除用具庫に機材(?)を隠し、何事も無かったかのように席に着く。チョコの匂いを残して。


5限に入り、先生の最初の一言
「この教室焦げ臭ぇ」
先生たち、すみませんでした。

女子校に来る板チョコがかわいそうで仕方ない。