私の鍵と、あなたの鍵 少しだけ似てるから 間違える 片っぽを差す グルっと回す あっ 開かない その瞬間 君にもらった鍵だって 少しだけ 頰が緩む
電車に揺られながら考える もしも私の『足』が突然動かなくなってしまったら 私は怒るだろうか 泣くのだろうか 神様神様どうかお願いしますと 『足』を引きづりながら 薄ぼんやりした幻想にすがるのだろうか
オレンジ色の皮を剥く度に イケナイコトをしてる気持ちになる やめてーむかないでー そう言われてる気がしてしまう 青臭い匂いが大好きです
散々あなたを罵ったけど 散々あなたの好きなもののを「捨てて」きたけど わたしやっぱりあなたを嫌いになれないの あなたを好きでいることをやめられないの だから書きかけのメールは 夜に依存して 捨ててしまった
久々に顔を見た あの子は青い瞳をもうしていなくて 青ざめた顔をした老人は まわりまわって母の手を引いておもちゃ屋へ あーもう変わっちゃったんだなって 変わらないカレンダーだけをみて 笑うのです