もうすこし。
あと学校に通うのは5日だけ。
学校にこれていなかったクラスメートに手紙を送り始めたのは1年生の時。
クラスに少しずつ来てくれるようになったのは2年生の時。
クラスに毎日来てくれるようになったのは3年生の時。
学校に来てくれるようになるまでは先生の手助けもあったし、ほかの生徒に見つからなかったから、自分の中ではその子の支えになれたと思う。
けど、来てくれるようになってからは先生の手助けもない。周りの目は冷たい。そんな空気に負けて、支えになることが出来なかった。移動教室で一緒に行ったり。体育のペアをその子としたり。それくらいしか出来なかった。きっとその子は休み時間話す人がいなくて孤独だったと思う。自分が弱いから声を掛けてあげられなかった。
その事を卒業する前に謝りたい。