"本当"にあった怖い話
これは僕が中学一年生のときの夏に実際に体験した話です。その日は全校朝会がありました。校長先生の長い話が終わり、僕たち生徒はそれぞれの教室に戻ろうとしていました。一年生の教室は三階にあります。二階の渡り廊下を歩いていると遠くの正面に三階に上がるための階段があり、その隣に水飲み場がありました。その水飲み場にある鏡に誰か写っているのです。最初は遠くから見ていたので「あぁ誰かそこにいるんだな」としか思いませんでした。しかし近づくにつれおかしなことに気づきます。
それは鏡の前には誰もいなかったのです。
そんなことはあり得るのでしょうか
それから少ししてこんな噂を聞きました。昔この学校で体育館を新しく建て直す工事をしているとき、コンクリートをかき混ぜる機会に巻き込まれて死んでしまった男の子がいると。
僕はきっとその子が写り込んでいたと思ってます。なぜなら鏡に写り込んでいた人は僕らと同じ制服を着ていたのです…
ちなみに目撃者は僕の他にもう一人いました。
これはただの見間違いでしょうか