忘れられない一言
私には3つ上の兄がいて、2人とも中学の頃にテニス部でした。
私が中3になって、最後の中体連の大会へ行こうと家を出る直前、まだ朝も早く、もう少し寝ていたいはずの兄が、私に『ほどよく全力出してこい』と、体を起こして声をかけてくれました。
これが最後の大会だ、と緊張で体をガチガチにかためてしまっていた私は、この兄の一言のおかげで力を抜くことができ、見事県大会へのキップを手に入れました。
結果は散々でしたが、県に出られること自体が夢のまた夢だったので、それを可能にしてくれた兄には心から感謝しています。