良い本と出逢えました
『コーヒーが冷めないうちに』、その続編の『この嘘がばれないうちに』。
過去や未来へ行ける不思議な喫茶店のお話です。
その話の中に、流産で自分を責める女性が出てきました。「お腹の子は何もできなかった!生まれてくることも....私はこの子に70日の命しか与えられなかったわ!」と嘆くのですが、それを聞いた男性は言いました。
≪その子はね、70日という命を使って、君を幸せにしようとしたんだよ。もし、このまま、君が不幸になったら、その子は70日という命を使って、君を不幸にしたことになる。でも、君がこれから幸せになれば、その子は君を幸せにするために70日という命を使ったことになるんだ。そのとき、その命には意味が生まれる。その子が命を授かった意味を作るのは君なんだよ。だから、君は絶対に幸せにならないといけないんだ。そのことを1番望んでいるのは、その子なんだよ....≫
どうやら、「失敗したのは私のせいだ」と自分を責めるのは間違っているようですね。とても心に沁みた言葉でした。