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9年

あっという間の9年、ようやく9年。
どちらもどこか違う気がする。
当時は小学2年生か。
あの時は本当に何が起きたのかさえ分からなかったし、駅なんかの批判の落書きも何でそんな事してるのか分かってなかった。何で批判されてるの、何で行っちゃ駄目なのって。ニュースで喋ってる大人が何が言いたいのかも分からなかった。
ただ漠然と日本の何処かの誰かが大変な事になってるんだっていうのは分かってた。
とにかく怖かった。当事者じゃ無いけど自分の当たり前って無くなるんだなって、いつもなんて何処にも無いんだなって。
他人事だった。
2012年の3月11日になってようやく何が起こって大人が何を言いたかったか分かった。
その日学校で黙祷を捧げた。その時クラスの男子が
「俺、今日誕生日なんよね。最悪やわぁ。」
って笑ってた。
その男子が怖くて言いたい事は言えなかったけど、悔しかった。どうしようもなく腹がたった。薄っぺらい事しか言えないけど、被災地の方々が一生懸命頑張って、元通りとは違うけど日常を取り戻そうとしてるのに、何で笑ってるんだって思った。何かできる訳でも、調べる事も出来ないなら、ただ祈ろう。心の中で頑張ってって無理はしないでって応援しよう。そう思って黙祷してたから余計に意味が分からなかった。
テレビの大人はこんな気持だったのかな。

この9年は、ただ皆が過ごした9年。
そんな気がする。