漫画家の夢をもつ君へ
初めまして。イラストレーターをしているものです。とおりすがりの大人がごめんね。
高校生の男の子が、漫画家になるために進学をどうするか、という悩み、伺いました。同じ時期に、同じように持っていました。その時母に、いい漫画を描くために大学に行くんだよって言われました。そしてその通りに大学の経験、漫画やイラストを描くにあたってものすごく貴重でかけがえのない時間と仲間をくれました。
社会人になって忙殺されても、絵に対する情熱は消えず、むしろ自分にしか出来ないことだったんだと自分を認識でき、二十歳中盤から絵を描くことを再開。応募。夢を見るような歳じゃないと周りから言われても、文句が出ないように仕事や家事など、自分がやるべきことをやり、その上で時間を捻出し、寝ない日なんていっぱいあったけど毎日が楽しくて。同人誌も出して、絵の仲間をいっぱい作って、お互いに切磋琢磨して。
そして某大手出版社のラノベのイラストの大賞を得て、イラストレーターデビューとなりました。
あなたが大学に進学しても、時間がなくても、もし情熱があるのならその火は決して消えることはありません。
テストや勉強で時間がないと言っていたのはとってもよくわかります。だから、時間を得るために、堂々と漫画に時間がさけるように、誰もが認めるような、賞を目指してください。もしくは発表し続けてください。同人誌からデビューして連載を持っている仲間もたっくさんいます。今ではSNSで自ら発表する人も増えてます。そこから出版社に声をかけてもらえることもいっぱいあります。そこで役に立つのは社会人になっていた経験で培った、ビジネス会話。
寄り道だと思われることも、何一つとて、無駄になってやしないのです。
家出中の君が、親にも会いたいし…といっていて、なんだかなぜだかきゅんとなり、そして優しい子なんだなぁって思いました。
いつか、漫画を制作する時間を、その期間の衣食住を、無償で与えてくれる親に感謝できるときが、きっとくるかもしれない。情熱があるかぎり、諦めない限り、あなたの行くところに道はできる。
応援しています^^
以上、締め切りに追われているイラストレーターからでした(笑)