今の全てが空虚に思えた 夜を自転車で走った ここからなるべく遠い場所へ 憧憬へたどり着くまで 君と笑ったあの頃へたどり着くまで
この夜のままで 星空の下で 閉じ込めてしまったらいいのに このまま 一人きりで ここで終わりなんだ ここにいていいんだ 自分だけの世界だった 心地よかった
校舎の屋根に君が片足で立ってこっちへ来る 夕焼けの向こうに行けるのをずっと待っていた そのまま付いて行ったらあの晴れた日々に戻れるだろうか ただ今は切なく愛おしいだけだ
静寂さえも耳に障って 僕の声も 聞こえないの 空咳と迎える午前0時に 解放を待つ