忘れられない嘘
今年の3月高校入試がありました。
同じ中学の親友と2人で受験勉強を頑張ってきました。
僕は合格するかギリギリだったのですが本番は思いのほか手応えがあって、やりきった気持ちでいっぱいでした。
入試が終わって帰り道、その親友と一緒に帰っていたのですが彼の顔が絶望感に溢れていて、出来が悪かったことがすぐ伝わってきました。
「どうだった?」と彼に聞かれた矢先、僕はとっさに「悪かった」と反応しました。本当は過去最高レベルで良かったけど…
結果、僕がうっかり合格して、
それまでの模試で僕より全然成績が良かった彼が落ちてしまいました。きっと彼は僕が受かったことに少なからず疑念を抱いたと思います。
今も彼と時々会うのですが、やはりあの嘘以来気まずい空気になっていまいます。
本当は二人一緒に受かりたかったし、何よりあそこで嘘なんてつかなければ彼と仲の良いままでいられたかもしれない。
後悔がずっと残っていて、この先も忘れられない嘘だと思います。