自慢話
忙しくて書けなかった昨日の話。
昨日、剣道の昇段審査を受け、三段に合格出来ました!
さかた校長に追いついた…
実は剣道は小学生から続けているけど、他の人に比べて、上達している感じがしないし、今も部内では一番弱い。
だから1カ月前に「三段を受けます」って口に出した瞬間、自分で言った台詞なのにとんでもない場所に足を踏み入れてしまった、と頭が思考停止した。
審査中の記憶は殆どない。何とか思い返せど体当たり上手く出来なかったなぁ、互角稽古途中から攻められてばかりだったなぁ、声張りすぎて枯れたなぁ、としか思い返せずこめかみが痛んだ。
審査自体はあっという間に終わって、それでも結果を待つまでの時間は途方もなく長く感じられた。不安が募りに募って、一緒に受けた同級生の女の子と「泣きそう」だの「死ぬかも」だの騒いで後輩に心配された。
自分の番号を見つけた瞬間、「うおえええあった!?」と口から奇声が漏れ、その場で反射的に飛び跳ね、体が上手く動かせず、不恰好に崩れ落ちた。その後はひたすら「良かった」と繰り返した。人は本当に嬉しいとき、語彙力を失うんだなぁ、とぼんやり考えた。
剣道三段という資格は確かに履歴書には書けるけど、使える職業は限られているしそういう方面に進むことは考えていない。未来の自分はきっと昨日のことをそれほど重大なニュースと捉えず、「あんな事あったなぁ」とたまに思い出しながら平凡に暮らして行くんだろう。
それでも、未来に何も影響しなくても、
今日の私は昨日よりずっと、剣道が大好きになっている。