風が強くて寝れない夜。 明日が当たり前に来ることですら奇跡なのかもしれないと思って、少し怖くなって寝れなくなる夜。明日の朝、ちゃんと私は目覚めるのかなって。そんなこと考えてる自分にも少しばかり恐怖を感じる。 それでも、寝なきゃ。明日、授業中に寝ちゃうから。 夜ってこんなにももったいないと思うものかな。 それと、寝ることって怖かったっけ。
怖いくらいに静かな部屋。 空気に占領させた箱の中。 時計が10をさす時、 電波に乗って聞こえる声。 ガチガチに固まった心が溶ける瞬間。 この時間が永遠に続けばいいのに、、。
空から水が滴る昼。 少し空いた窓。ちらりと覗く緑の固まり。 よく分からない呪文を聞き流しながら ノートの端を走る言の葉。
暗く長い道を歩く。わずかな光を頼りに。 道の途中に何があるかわからない。 本当にこの道があっているかもわからない。 一人で暗闇を行くなんて… でもね、それでも私は歩くの。 そっしたらきっと、 あなたが待っていてくれるでしょう?