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5年後の僕へ。

元気?
まだまだ小説書いてる?
小5の時、手帳サイズのノートに書いていた物語。

今でも何書いてたか思い出せる?
最初はどっかのアニメから設定をパクってきたり、話の辻褄が全く合ってないようなものばっかりだったよね(笑)。
真剣に書いてるつもりでも他の人に、将来の夢は小説家です、って言ったとき微妙な反応されたり、冗談と思われて笑われたりしたとき、内心キレそうになったこともあったよね。

でも、悪いことだけじゃなかった。
小学校入ってから疎遠になってた幼なじみに、キャラの絵を描いてもらったこと。
今じゃすっかり仲良しだよ。
中3のとき、自分とは絶対合わないだろうなって思ってた女子に書いた小説を見せたこと。
卒アルの寄せ書きで「君のおかげで小説を書きたくなった」って言われたとき、無茶苦茶嬉しかったよね。

勉強やバイトで毎日大変かもしれない。
僕はだらしない人間だから、小説書くのなんか後回しにしているかも。

だけど、初めて自分でそうなりたいって思った職業じゃん。
せっかくだから、頑張ってみ。
いつか凄い小説を書いて、読んだ人の人生ガラッと変えちゃうような物語、創り出してみない?

自分の好きな事を仕事にできる人なんか、そうそういないぞ。
どうか自分の夢を追いかけてください。