忘れられない言葉
"誰にでも出来ることを、誰にでも出来ないくらい徹底的にしよう"
何年もずっと自分の中で大切にしている言葉です。
私が小学校5年生の時、吹奏楽部に所属しながら中学受験のための準備をしていて、せかせかと凄く忙しく過ごしていました。学校の宿題、塾の宿題とその他の勉強、吹奏楽部の活動に英語とピアノのレッスン。どれも自分自身で選んだ道なのに、全てが中途半端で、これからどうしようと幼いながら悩んでいました。そんな時に、当時のクラスの担任であり、吹奏楽部の顧問でもあった先生にかけられたこの言葉。誰でも出来るような計算や漢字の問題をミスなく出来るように何回もドリルをやったり、部活動では基礎練習をひたすら行ったり、あるいは生活面で挨拶やお礼の言葉を忘れずに伝えるでも、何でも大丈夫です。何から手をつけていけばよいのか、時間が無い中でどう自分の得意分野を伸ばして、苦手分野を克服するのか、謎ばかりで曇っていた私の中に確かな答えが見つかった気がしました。この言葉を頂いてから悩んでいた事が嘘だったかのように解決することが増えていきました。それは大学3年生になった今でもそうです。歳を重ねて色んな人と出会って沢山の経験をしていく中で、様々な困難と向き合ってきました。すんなり解決しなくても、沢山悩んで、もがく事があっても、自分にでも出来る簡単な何かを徹底してやってみると、自分の中に確かな答えが導かれます。これからもこの言葉を胸に沢山努力して自分磨き頑張るぞ！