あなたが好きだとなんども何度も叫んできたけど、君に伝えられたことは無いんだね。伝えられたらきっともっと楽になれるんだね。そんな事知っていたけど、すごく難しくて私にはできない事かな。 でも、あなたが好きだ
ため息の色は、紺色だった。 紙切れのような星が降っている。 君に言えないこと、ずっと転がしていた。 頬杖をついて、ビー玉のようにころころと。 意味ありげに目配せしながら、意味もなく。 目があった。 「元気ないの?」 途端に空が青く広がった。 自由を笑え! 飛びたい。 靴を脱いだ。 体の力を抜いて、私は飛べるよ。 そう言って笑ったら、君はそうだねって微笑んだ。