しとしと雨の中1人歩く帰り道 ふと顔を上げれば 遠くの方には虹がかかっていた 「寂しいな」 吐き出した言葉は誰にも届かず 白い吐息にかき消された 手の中に光る画面の向こうには 自分じゃない自分がいて 『自分』にならなきゃいけなかった 「つかれたな」 声に出せない僕のホンネは また心の奥底に積み上げられた
君になんて 恋心なんてないって 自分に噓なんて つきたくないから でも 勝手に思い込んで 勝手に期待して 「馬鹿みたい」なんて 言ったら また 涙が出そうで