3月10日の私へ
おはよう。
私は1月6日のあなたです。
あっという間でしたね。今日は、本番です。
私は少し抜けている部分があるので、まず、持ち物の確認をさせてください。
鉛筆は削りましたか。
消しゴム、コンパス、定規は筆入れに入れましたか。
受験票は持ちましたか。
指を温めるために、カイロも持っていってください。
それと、私はドキドキしていると体調を崩しやすいので、頭痛薬はあらかじめ飲んでいてくださいね。
それさえできていれば十分です。
まだ緊張が止まりませんよね。
怖いですよね。
でも、きっと大丈夫です。
いつも通りの私でいてください。
マスクの下で微笑んでいてください。
最初は納得されなかった第一希望高。
必死で説得した日や、いくら勉強しても不安な日もあって、その度に思い詰めて泣いたりもしたよね。
けど、やっぱり私が受けたいのは、そこの高校しかないんだよね。
辛さや不安よりも、期待や諦めたくない気持ちの方が優っているのは、今の私も、今日を迎えたあなたも、きっと同じなんだと思います。
それだけの気持ちがあれば大丈夫。
焦らず、いつも通り頑張ってきてね。
いってらっしゃい。