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気がつかなかった

私が高3の時に、体育祭の決め事をするとき、出場したい種目のアンケートをとるために、後輩の教室に行きました。ですが、1番前の席で堂々と寝ている男の子が。ウトウト…じゃなくて、ガッツリ。そこで、私と一緒に教室に行った同級生の男子が怒って大声で起こそうとしたその時、後輩の女の子のひとりが「起こさないでください!」と言いました。私も、は?なんで?先輩が来て寝てる人なんて起こすべきでしょ……と思ったけど、とりあえずはその子の言う通りにしました。後からその女の子に事情を聞くと、寝ていた男の子は「ナルコプレシー」という過眠症のひとつの病気持ちでした。その病気は、通常ならば寝てはいけない重要な場面でも我慢できないほどの強い眠気に襲われたり、突然眠ったりすることが特徴だそうです。そんなことも考えずに腹を立てていた自分が恥ずかしくなりました。同時に、こういう所からいじめって始まっちゃうんじゃないかなって考えたりも。その人にしか分からない事情があるのに、それに気づかずに嫌な思いをさせてしまう、生徒のみんなも経験があるんじゃないかな。そして、このときに「起こさないでください!」と勇気を出して言った女の子はほんとに偉いと思います。事情を分かっている人が勇気を出して守ってあげることも、いじめを減らすための大きな力になると思います。かばったら自分もやられるんじゃないか、と考える気持ちはめちゃくちゃ分かるけれど、そういう時はコソッと信用してる大人に言ってみるとか、してあげてください。何もアクションを起こさなかったら、きっと後悔する。
長文失礼しましたm(__)m

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