すこし掠れたあの人の声を聞いたら 涙が出てきた。 生まれて初めて 誰かのことを 想って 涙を流した。 「言葉にできない 言葉にならない 感情」がそのまま涙になって 出てきたんだ。
夢のふちをなぞる 覗いても君はいないのに なんで寝ないといけないんだろう 夢のふちで迷う 起きて君のこと考えてる方が よっぽど夢みたいだ 気づいたら夢になればいい わたし炭酸 痛いくらいしびれてる 君にガンガン やられて困っちゃってる 夢のふちをなめる 味なんかしない 痛いだけ この部屋に君はいないのに なんで夢みたいなんだろう わたし炭酸 痛いくらいしびれてる 君にガンガン やられて困っちゃってる
物を盗るときはいつも あどけない表情を浮かべて 盗る 続けちゃうんだよねー だって 監視カメラが監視してないんだもの 笑っちゃうな ねえ 大人たちー 小学2年生に盗られた気持ち、教えてー! 私の心はスリルと背徳感に侵されてるから。
犬がなくようなコピー機 あなたも迷子なのだね
中学校の前を通ると、なんだか泣きたくなる 半年間まで毎日会ってた先生に会いたいから? 今の状態が嫌で嫌で仕方ないから? どうして良いか分からないから? なんでだろう、なんでだろう 考えたって分かんない じゃあ、考えるの止めよう??? …………それができたら悩まないよ 今日も私は戦ってる 負けるもんか、絶対に
「錠剤、朝晩の2回を2カ月で120個出しておきますね。」 私の肌 艶めかず ステロイドのクリームを塗りたくる ああ こんなじゃ 彼の横に居れない 地雷女の私は 彼の心に言葉で地雷を埋め 自己嫌悪 量産型の私は 推ししか勝たん 彼なんて放ってしまう 自傷しちゃう私 痛い イタい そして 遺体。
ねえ、なんで? なんで。 なんで。 そう言っておいて、考えることをやめてるのは私。
今日もどこかで 誰かが死んで 誰かが生まれてる。 今日もどこかで 誰かが何かに出会ってる。 明日も明後日も、その次も。 誰かがどこかで生きている。
布団から出たくない 当然だ… 自分の体温と同じだから… 自分にとって全てが都合のいい空間 外力の介入を許さない至高の空間 でもいつかは出ないといけない 汗が染みちゃうから 汗臭い布団にいるくらいなら 外界と戦う… たとえどんなに寒くても… 人間関係も同じだ 仲良い人とだって永遠なんて無理 染み始めた汗はちゃんと洗わないと だからたまにその布団を洗濯して たまに違う布団で寝るのも悪くない
忙しない現代の唯一の休憩所が布団だ 人間は人生の約3分の1を寝て過ごすという と言っても実際は記憶がないから そんな実感はない 故に布団の思い出を探してみると 案外寝なかったことの思い出が多くなる 修学旅行の枕投げ 就寝時間後の布団での会話 卒業式の夜寂しくて泣いた とか… なのにどうして英語では 布団に入る=就寝 なのだろう 布団の中の思い出ってちょっと特別 寝ない夜だってきっと悪くない