ありがとう
校長!さっき書き忘れましたが、最後に校長に約束したいことがあります!
何があっても、僕は僕として生きていくことです。僕はFtX無性寄りの不定性でパンロマンティック・ノンセクシュアルで、未診断ですが発達障害(adhd &asd)の傾向があります。まぁ当然、昼の学校には不適合なんですよ。幼稚園の頃から孤立してたし、小中学校では、登校したら上履きの中に画鋲が入っているのは当たり前、物はよく隠されて、階段や窓から突き落とされそうになったり。授業でも事あるごとに男女で分けられることは苦痛でしかない。医療やスポーツなら許すんですけど。みんなと同じ“普通”ができなくて、教師にも嫌われることの方が多かったです。中1の3学期から不登校になりました。昼の学校は嫌いでも、SOLは大好きです。正直、僕は最初、さかた校長&こもり教頭がここに来た時は少し警戒していたけれど、気付いたらお二人のSOLが大好きになっていました。死にたい消えたいって思っても、何度も校長の言葉に救われました。本当にありがとうございます。
僕は生きます。不登校になるまでずっと、僕は僕を隠してきました。死んではいなかったけど、生きてもいなかったです。だけど今は生きています。本当の僕でいられてます。今は昼の学校にも、遅刻しながらですがほぼ毎日行けています。昔から片想いしている幼馴染と同じクラスになれたことがきっかけで。ひとりぼっちだった僕に、ひとりじゃないよって教えてくれた大切な人です。制服も選択制になったし。今の担任も理解してくれる人で。本当の自分でいられるのって、大袈裟じゃなく全てが輝いて見えます。楽しいです。
自分は普通の女の子にはなれないからって、幼馴染の彼を忘れようって何度も思いました。だけど無理で。じゃあ普通の女の子として生きようって思って。それも無理で。そして、最近気付いたんです。僕を生きるには絶対彼が必要だし、彼の側に居続けるには、自分に嘘はつけない。
彼に告白します。
あともう一つ、夢があります。
ピアニストになることです。絶対有名になってやります。
だから校長、ちゃんと見ててください!
僕は僕を生きていきます。
本当にありがとうございました。