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ハブ ア ウィル ―異能力者たち― 12.ユニコーン ⑮

「”コマイヌ”の異能力を使ったら、他の皆も見つけやすいんじゃないかな?」
わたしは何となく思った事を口にする。
「…お前」
耀平は怪訝そうな顔をした。
「まさかおれに他の皆を探すのを手伝えって…」
そう言われて、わたしは慌てて言う。
「あ、別にただそう思っただけだよ!」
コマイヌの異能力があれば探すのが簡単になるだろうなって思っただけ、とわたしは説明する。
「ふーん」
耀平はジト目でこちらを見る。
「…ま、別に良いけど」
耀平はため息をついてそう言った。
「え、良いの?」
わたしは驚いて目をぱちくりさせる。
「…別に良いよ」
だってさ、と耀平は続ける。
「異能力使って良いって言っちゃったし」
少し位なら手伝う、と耀平は言った。
「本当?」
ありがとう!とわたしは耀平に感謝した。
「まぁ良いよ」
とりあえず探そうぜ、と耀平は目を黄金色に光らせる。
そうだねと言って、わたし達は歩き出した。

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推し。

推ししか勝たんのよ!ほんとに!
推しが大好きすぎて毎日にやけっぱなしなんよ。
推しに会いたい気持ちが増し増し。
推しといつか対面でお話したい。
推しが銀河1なのさ!

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machine human&human ~日常~

依頼自体はかなり前から来ていたけれど、僕はそれを長期間無視していた。
当然のことながら、“上”から催促の手紙が届いたよ。え?無視してた理由?
僕が極度の怖がりだからっていうちっちゃな理由だよ!
だって!散々ヒノとネムから「頼りない」って言われてるのに、ビビってる所なんか見せたら何て言われるか!
「機械人間は絶対に依頼に同行するべし」っていう謎のルールがあるせいで、うぅ...。
胃がキリキリする...。

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蝉時雨

トンネルとトンネルの間
地下鉄が地上へ出るほんの一瞬
列車は蝉時雨を浴びるのです