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ハブ ア ウィル ―異能力者たち― 20個目のエピソード記念! 作者からのごあいさつ

どうも、「ハブ ア ウィル ―異能力者たち―」の作者です。
この度、「ハブ ア ウィル ―異能力者たち―」は20個目のエピソードが完結いたしました~!
15個目のエピソード完結から約1年…長かったような短かったような。
とにかくあっという間でした。

さて、今回のごあいさつでは超重大発表があります。
それは…
小説「ハブ ア ウィル ―異能力者たち―」は27個目のエピソードを以って「完結」することです。
投稿開始から約5年、2年程の投稿休止を経て続いてきたこの物語ですが、とうとう終わりが見えてまいりました。
これもひとえに皆さんのお陰です。
一応打ち切りとかそういうのじゃなくて、早い内から27個目のエピソードを以って終わりにしようと決めていました。
本当は25個目のエピソード(ストーリーの内容的にキリがいい所)が終わってから発表しようと思っていたのですが、あまりギリギリで発表するのもよくないよなということでここで発表することにしました。
ビックリされる方もいると思いますが、異能力者たちの物語はそこで一旦おしまいにしようと思ってます。
…まぁ、まだぼくの学生生活は続きますし、「造物茶会シリーズ」の投稿も続くので当分ぼくはここにいます。
だから「ハブ ア ウィル ―異能力者たち―」が終わっても、すぐにはここからいなくならないのでご安心を。
まだまだ先は長いですが、いつか来る終わりへ向かって歩いていきたいと思います。

という訳で、今回のごあいさつはここまで。
21個目のエピソードはまだ作ってないけど、造物茶会シリーズの次のエピソードがかなり長い(1万字超え)のでそのエピソードを投稿している内に書ければいいなぁと思ってます。
あと現在開催中の企画「鉄路の魔女」に参加する作品も絶賛制作中です。
ぼく主催の最後の企画になりそうなので、よかったらみんな参加してね~
ではこの辺で。
何か質問とかあったらレスちょうだいね。
テトモンよ永遠に!でした~

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ハブ ア ウィル ―異能力者たち― 20.エインセル ⑱

「彼はあんたを足止めするために別行動してたみたい」
それをうちが利用しただけ、と雪葉は言った。
師郎はそれを聞いて、利用されちまったなぁと頭をかいた。
「…と言う訳で、”目の前の人間と同じ姿に化けているように見せる”能力の”エインセル”こと瀬登 榮(せと えい)くん」
雪葉はしゃがみこんで榮の肩に手を置いた。
「事情聴取をお願いできるかな?」
雪葉はそう言ってにっこりと笑った。
「ひいぃぃぃ」
榮は思わず後ずさった。
そして雪葉は榮を立たせると、腕を引いてその場から去っていった。
「…なぁ、どうする」
おれ達置いてかれてるけど、と耀平がふと呟く。
「アイツに付いて行くしかなくない?」
ボクらも被害受けているんだし、とネロは言う。
「あたしは行くわよ」
雪葉の親友なのだから、とこぼして穂積は歩き出した。
「…じゃ、おれ達も行くか」
穂積の様子を見た耀平がネロに目を向けると、ネロはうんとうなずく。
「行くぞ、黎、師郎…お前も」
耀平はわたし達3人を促すと歩き出す。
黎と師郎も2人のあとに続き、わたしも彼らのあとに続いた。

〈20.エインセル おわり〉