まだ私が保育園に通っていた頃、親戚のおばさんに「勿忘草」という花の伝説を教えてもらいました。そのお話はとても切ないものでしたが5〜6歳だった私も子どもながらにキュンとしてしまってその花の名前が頭の片隅にずっと残っていました。
小学生になった私はスペースシャワーTVか何かで清水翔太さんがその花の名前が歌詞に出てくる歌を歌っていました。私はそれを聴いて「あの花だ!」とすぐに分かりました。その花の歌があることが嬉しくてそのこともずっと覚えていました。
そして高校生になった私はふとその歌のタイトルが知りたくて調べてみることにしました。その曲の名前は「Forget-me-not」。尾崎豊さんの曲でした。その少し前に一世一代の失恋をしたのもあって歌詞を読みながらその曲を聴いていた私は大号泣をしてしまいました。音楽で泣いたのはそれが初めてでした。そのときまだその人が好きだということが分かって少し驚きました。そのことに気づかされてくれたこの曲にすごく感謝しています。