好きなら好きなだけやればいい。
だって自分は自由だから
もっと自分を好きになれるなら
張り詰めた空の日の
寂れた鉄門
招待状は真っ赤なコート
紺碧色した溜息が花園の鍵
硝子の崩れた温室で
妖精達と秘密のお話
お父様には言えないの
お外で起こる嫌なこと
お母様には言えないの
お家で起こる嫌なこと
お口にチャックを掛ける度
溜まってゆくのは花園の鍵
優しい透明なお友達は
悪戯のフリして 嫌なことを貰ってくれる
空っぽになった私の中に
溜まってゆくのは花園の鍵
頭の天辺まで染まったら
枕元には真っ赤なコート
明日がどんなあしたか。
今日がどんなきょうだったか
いつまでも、僕は泣くのかな
くだらないじゃあないか。
これぽっちの、いらだち隠して、
笑ってやるよ。