秋の日差しは さらさらとして
私を包む 肌の10センチ上
冷たく まあるい微風が
時々 思い出したように頰を滑り
目を閉じるとそれは
寝起きの貴方の掌と似ている
太陽に照らされた
髪が風になびいてる
少し冷たい風が体にあたる
そんな中を貴方は凛として歩いていく
私が届かないくらい進んでいく
それでも太陽は平等に光をくれる
だから 貴方の瞳が私を捉えた その一瞬
貴方が好きだと そっと言えば良かった
目を逸らさず そっと呟けば良かった
今日も一日が始まる
貴方は背筋を伸ばして歩いていく
太陽、お願い
あの人をもっと照らして
そしたら その光を浴びた私に
気付いてくれるかもしれないから
『永久の魔法図書館と知識の魔法使い』
眠り―それは水のようなものだ。
人は本能でその深淵に潜っては、本能で上がってくる。
それ即ち覚醒である。
僕はいつも通り目覚めるのだ。
目覚めた瞬間、僕は夢を見た。
目の前にはハーブと埃の香りのする少女と壁一面に並べられ積まれた本があった。
少女は僕の顔を見て驚くような嬉しいような表情をして僕にこう言った。
此処はファヴァー魔法図書館、アナタはだあれ?
少女はこの図書館に住んでると言った。
続けて、この図書館ではじめて人間に会ったとも言った。
人がいない図書館とは一体どうやって成立しているのだろう、管理人と話してみたいな、という考えが一瞬だけアタマをよぎったがすぐどうでも良くなった。
しばらくして、少女は思い出した様にこちらへ寄ってきた。
そして一冊の本を僕に手渡した。
それは、とてもとても薄い本だった。
薄くて本当に本と呼んでもいいのかと思うくらい薄く、そして不思議な本だった。
どうやら中身は英語で書かれているようだった。
タイトルは、
『幻想詩 yrdgyrh著』
これが夜明けであった。
To be continued #2『幻想詩』
P.S.やぁ、3日ぶりに帰ってきたよ笑
寂しくなったのと散文が書きたくなったのとでこんなものをはじめてみようと思います。
今回は導入だったので思いっ切り小説でしたが、普段は詩をそれっぽく書いていくつもりです。
(まぁあれです、Deemoみたいな感じです。ストーリーはあるけど、音ゲー部分がメインって感じの。Cytusでも良かったかな笑。)
そんな感じで続けて行きますけど、どうか生暖かい目で見ていただけるとありがたいです。
(実は、載らなかったけどこの数時間前にヴァヴェル魔法図書館とか言うのを投稿してました。もしあとで載るような事があってもスルーしてね。)