自分が持ってないものを、みんなは持ってる。
運動ができる子。
頭がいい子。
カッコいい子。
歌が上手い子。
楽器演奏が上手い子。
絵が上手い子。
みんな、僕が持ってないスキルだ。
そんな子を見ていると、自分がどうしようもなく低レベルでちっぽけな人間に思ってしまう。
そんなスキルが凄く欲しい。
狂おしいほど欲しい。
羨ましい。
気がつくと、こんな汚い嫉妬をしている自分が更に嫌いだ。
あの道に
コスモスが咲いたよ!
しゃなり しゃなりと
道を行くあの子に
たまに忘れちゃう はっぴーを
お届けできたらな^ ^
明日の今頃、私はもうあなたの隣にはいない。
たいしたことはない。
あなたに出会う前はいつだって一人だった。
そのころに戻るだけ。
怖くなんかない。
寂しくなんかない。
でもね、あのころより少しは変われたと思うんだ。
少し。ホントに少しだけど。
どこかが、なにかが、輝いて見える気がする。
今日は空気が澄んでいるから
布団を干してシーツを洗おう
早く乾いたなら糊付けもして
何時もよりお掃除を念入りに
隅々まで磨き上げたお部屋
澄んだ空気を詰め込んだら
オレンジ色の明かりを灯して
今年初めの栗ご飯
お庭で焼いた秋刀魚と角が取れた大根おろし
三つ葉入りの出汁巻き卵とお吸物
とっておきの日本酒を
お猪口と一緒に冷蔵庫へ仕舞って
幸せの匂いがする食卓の仕上げは
少し草臥れた貴方の「ただいま」
あなたとの想い出をすくい上げるような繊細な仕草で、積み上げてきた日々をひとつずつ崩していく。
予報に反して降り出した雨は、わたしの気持ちを汲み取ったのだろうか。
気持ちというのは大胆で、あんなに美しい紅も今は淋しい。
明日の紅は、どんな色をしているだろうか。