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無題

口吸ひの苦手な私に
貴方が下さったリツプバアム
貴方の硬い紅差し指が蝋を溶かして
私の唇を滑る 貴方の唇へ繋ぐ
背広に忍ばされたそれは
ロマンチスト好みの檸檬
何度目でも薄らぐことなく
私の唇を滑る 貴方の唇へ繋ぐ

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参考書

いつもそばにいる君
いつも私を見守ってくれている

かまってあげないと次の日には冷たくなるの
ちょっと友達と話しただけであなたの謎を解かせてくれないなんて冷たいのね

朝から晩までにらめっこ
四月にはサヨナラしなくちゃいけないね

日に日にパートナーは増えるけど
みんな平等に構うからね

でもねでもね、ごめん私黙ってた
本当はあなたのこと好きじゃないの

あなたとの偽りの関係も
あと数ヶ月の辛抱ね

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ふわふわ

ふわふわ なんだかそんな気持ちで
何にも考えてなかったはずなのにまた思い出しちゃった
あの日の夜のこと
もう1ヶ月以上も前か
電話しながらみた
飛行機とか 満月とか
君と繋がっていたから1人でも
真っ暗夜空の下遠くまで歩けた

今はそんなことできないけど
そうやっていた時間は嘘じゃないよね?撫でてくれた手も
私を落ち着かせてくれた腕も 温もりも
だから 私はまた
1人で歩けるの