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snaping

日々を きりとって きりとって ぱちり
きらきらの一枚を、僕だけのアルバムにするんだ。
大事な日々を、忘れてしまわないよう。
一度きりの瞬間を、刹那より永く、此処に留めておけるように。

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情けないぼくの即興詩。

どうやって生きてきたのか わからない。
どうやって生きているのかも わからない。
愛も恋も好き嫌いも、シュミだってコダワリだって、
もうどうだって構わないから。


ただ逃げ出したくて、行先なんて何処でもよかった。
ただ逃げ出すための、行先なんて何処にもなかった。

雨が降り止まなかったって、
読みかけの本がいつまでも終わらなくたって、
時計のねじだけがくるくる解(ほど)けていったって、
いつだって泣きたい気分のまま。

ねぇ、ぼくは
恰好悪くたって、
生きていけるのかな。


3

「いらっしゃいませ」
「とりあえず生ビールね……あと、やっこある?」
「すみません。ありません」
「じゃあ枝豆」
「すみません。きらしてます」
「なにかできるのは?」
「すみません。なんか適当に買ってきますんで、お客さん、店番しといてください」
「嫌だよ……仕事帰りで疲れてるのに」
「ですよねぇ。あ、ピーナッツならあります」
「乾きものかあ。まあいいか。……その水槽の魚はなんだい?」
「お出ししますか?」
「川魚みたいだね」
「さあ〜、なに魚なんだか。つぶれた店から水槽ごともらったんで」
「そんなわけのわからない魚食べるわけないだろう」
「名前はアイっていうんですよ。わたしがつけたんです」
「ペットを客に出そうとするんじゃないよ」
「へへへ」
「へへへって……ところでどうしてアイなんて名前にしたんだい?」
「コイって魚はいますよね」
「うん」
「でもアイって魚はいないじゃないですか」
「うん」
「だからです」
「うん、さっぱりわからない」
「愛ってなんなんでしょうね」
「生存本能由来の感情だろうな」
「愛って必要なんでしょうか?」
「過剰な愛は排他性を高めるからマイナスだな」
「なにごともほどほどが肝心ってことですかね」
「そうだな。……生ビールおかわり」
「お客さん、なにごともほどほどが肝心ですよ」
「俺の身体に気なんかつかわなくていいんだよ。どれだけ商売っ気ないんだ君は」
「すみません。生ビールそれで終わりです」
「じゃあ瓶ビールでいいよ」
「かしこまりました。すぐ買ってきますんで、店番しといてください」
「会計してくれ」

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ろっくんろおる

ぶっぱなすコードはA
君がいる
僕がいる
生きている

0

今日も明日も

いろんなことが重なって
いらいらしちゃうけど、
そんな時こそ前向きにがんばろう

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生きるガール

一度だけ、ふうと息を吐いたら
にこりと笑ってみせよう
まだゆけるでしょう
私には足がある
ヒールを履いてよろめいても
ただ前を見てゆくのです

きみがいないとさみしい
うそじゃなかった、でももういいの

ボルドーのスカートを身につけて
すっくと背すじを伸ばして
私はゆくのです

そのうちきみの影さえも追い越して
私は自由にゆくのです

私が振り返ったとききみが変な顔をして
ちょっと待ってと言ったなら
さようならと笑いましょう

私はヒールを履いたって前を見てゆけるのです

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無題

飴色の把手を回して
踏み入ったのは懺悔室
腰掛けたベンチの隣に
神父様はいらっしゃらない
だって呆れてしまわれた
何度も掛け直した首のロザリオ
貴方に叱って欲しくて信仰を曲げた私を
貴方は見放してしまわれた
いいえごめんなさい
責めるつもりはないのです
詰るつもりもないのです

私はただ、懺悔を。そう、懺悔を。

懺悔をしたかったのです
ごめんなさいと言って
ロザリオを手首へ巻き直したかったのです

天への謝罪は貴方が届けて下さるけれど
貴方への謝罪は何方に願えば届くのかしら

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今も

あの時私が君の手を離さなかったら

今も君の隣で笑ってたかな。

あの時もっと我慢していれば

思い出して後悔することなんてなかったかな。