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気づいて

太陽に反射して
キラキラ光る君の笑顔

気がないなら
思わせぶりな態度しないでよ
汗のにおいとほんのりシャンプーのにおい

目があったり話しかけてくれたりするだけで
私はすごくすごくうれしいのに
それは私だけのなの
嬉しいのは私だけ
君にとっては何でもないようなことなんだ

知ってるよ

そろそろ気づいてよ
私の気持ち
気づかれたらこの関係が壊れちゃうかもしれない
それでも気づいてほしいよ

もう胸が苦しいよ

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私の夢…みんなには無理だって言われてるけど。
私は自分を信じてるの
だって願いは努力すれば叶うでしょ?
無理だって初めから決めつけてもしょうがないでしょ?

だから私は私を信じて私の道を行く。
たとえ高い壁があってもその壁を登ればいいでしょ?私は諦めない。絶対に…

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変わらない

降らない雪に想いを馳せて
眠った街を覗いてみる
曇った窓ガラスに切りとられた暗闇に
消えそうなオリオン座
瞳でなぞって
存在を確かめて
カーテンを閉めた
今日も地球は動いている




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どしゃぶりのバス停で 1

遅刻する
テニス部で鍛え抜いた足腰の力で、私はいつものバス停へとダッシュした。

あぁ…どうして今日に限って雨が降っているのだろう。
雨のせいでバスは遅れるし、傘を持っては走れない。と、いうことで、私は、頭からつま先までびしょびしょだった。

うわ…風邪引くよ。
なんだよこの女子力の低さ。
スポーツタオルで、頭をぐしゃぐしゃと拭った。

バス停には、一人男の人がいた。あれ…、私の学校の制服…!
でも、私の最寄りのバス停を使う友達なんて、いないはずなのに…

話しかけられないうちに、バスが来た。
いつもより15分遅い、バスだ。

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パルフェ

ようアキラ。まあ座れ。
りょうさん、久しぶりっす。珍しいっすね。ファミレスなんて。
お前が指定したんだろ。
正月のこの時間帯じゃあファミレスしか開いてないんで。
なんでも好きなの頼め。
遠慮なく。……えーっと、リンゴのパルフェひとつ。
お前、ずいぶんかわいいもの食うんだな。
はい。これ、アイドルグループ、シーザーサラダのカレードリアちなみちゃんが好きなメニューなんです。
そのグループ名と芸名、絶対このファミレスで考えてるだろ。
あ、来た来た……うんうん、うまたん。
なんだそのうまたんって。
うまいってことです。いまどきのティーンはみんなたんつけるんす。
アキラ、お前いまいくつだ?
三五っす。
彼女できたのか?
できません。
だろうな。
あ、でももてるための情報収集は日々怠ってないっす。
どんな情報を収集するんだよ。
最近雑誌で読んだのは……パーソナルスペースってあるでしょ。
なんだそれ。
他者との身体的な距離っすね。
うむ。
女性はね、嫌いな男性とはパーソナルスペースを広くとるらしいです。
じゃあ俺はやっぱりもてるんだな。西口の立ち飲みの店員のねーちゃんがんがんぶつかってくるもの。
それは狭いからでしょ。それにりょうさん狭い所でも周りに気ぃつかわないから。
うん、俺、狭い所きらたん。
なに若ぶってるんすか。
お前が言うんじゃねえよ。
へへへ。
へへへって……お前なあ、その手の情報正しかったらとっくに結婚してるだろ。
疑うことも必要っすよね。
クリティカルシンキングができないとな。ただ、確固たる自我がないとなにを信じいいかわからなくなり。結果、耳ざわりのいい思想を受け入れ、破滅を導くこととなる。
さすがっすね、りょうさん。
まあな。ちょっと便所行ってくるわ。

ぐっ……アキラ……お前、裏切りやがって……
いやぁ、すみません。実はカルガモ組にヘッドハンティングされましてね。あんたの販売ルートじゃあんまりもうからないんですよ。こいつは頂いて行きます。証拠になっちまうんで。ああそうだ。クリティカルシンキングができないからこうなるんですよ。じゃ。
がはっ……つらたん……