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Ep.2 父の残したモノ ストーリー5:トリガー

目が覚めたのが3日後、どうも、倒れていたところを担ぎ込まれたらしい
「あんた、一体何してたの?」
こんなことを聞かれたけど、正直自分が一番ハッキリしない...
あのライダー...一体なんだったんだろう...

ゲートゲームの会場の地下、ここはゲームの管理施設となってる
...便宜上は
実態は、実験施設で、色んなことをやっている
主は、軍用兵器の開発だが...
「おい!こいつの戦闘データが録れた、改良しといてくれ...」
この男...サクと戦った男で、ゲートゲームの開発者である
「おいおい...これで、最高品質だって言ってるだろ...これ以上やったら、お前の体がもたないぞ!?」
「だが...少しラグを感じる...そこら辺をどうにかしろ」
「ラグ?そりゃベルトの方だ」
「そっちも合わせてだ」
男は科学者にそう言い残して、上に向かった...

天津神禍はゲートゲームのフィールドの上にいた
彼女は精神体だから、普通の人には見えないのだ
「さて...どこで、狂ったか.....」
天津神禍は出口へと向かって、歩いていった...

学校に復帰したサクは、その日にあの男を見た
「まぁ、今日はいいか」
つけていくことにした
幸いか、バレはしなかったが...
「あれ?ここは...」
ゲートゲームのフィールドの裏口の様なところに男は入っていった
「うー...行ってみるか...」
入るとそこには...

「おい!」
「ゲッ...」
「乗り込んでくるとはいい度胸だ...」
「(しまったぁ...)」
「まぁちょうといい...モルモットになってもらおう...おい、俺だ...二人寄越せ」
報告のようなのを済ますと、男はロックシードを起動した
テスカトル!
クシャル!
「変身!」
『ミックス!テスカトルアームズ! キングの風格!爆炎の龍!ジンバークシャル!ハハーッ!』
サクもロックシードを起動する
アッシュウルフ!
「変身!」
『アッシュウルフアームズ!ウルフレジェント! ジ・ビキニング!』
この戦いが、トリガーだった...

1

春を呼ぶ

澄んだ瞳で君がサイダーを飲む 弾ける泡に気をとられ

うっとりしている自分がいる 春はもうすぐそこにきている

またあの丘に一緒に駆けていこう

1

1年でいちばん甘くていちばん苦い日

今年もまたやってくるね。
バレンタインっていう、微笑と涙で溢れる日が。

チョコレートなんて、
ガトーショコラなんて、
ココアクッキーだなんて。

君に渡そうだなんて考えてないよ。
ただ、私にも作れるかなって思っただけ。
それだけのこと。

…そんなわけないじゃん。
ホントは君に渡そうかなって。
受け取ってもらえるかなって。

だってさ、君が好きだから。大好きだから。

それ以外の理由なんて、お願いだから求めないでよ。

私のバレンタイン。
微笑で溢れてくれないかなぁ。

2

本日の魔法講座 その241

あの人のコートの青は
自動販売機の青

わたしの前でUターンしたやさしさが
あなたのとこまで届くといいな

上履きのつま先で
扉を閉めたら
今日もはじまり

1

治療中のベッドの上で

刃を振り回すのを責めたんじゃない。
振り回す刃の殺傷能力を把握しないことを咎めたんだ。
あたしが求めたのはそれっぽっちのことだった。

ほんの、それっぽっちのことだった

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悪魔は泣き虫です。

私は自分が悪魔に変わる瞬間を知ってる
自分の思い通りにいかない時
なんでもないような事にイライラしたり
自分ではどうしようもできない事
そんな時に私は
何かに
悪魔の言葉をぶつける。
何かは時や場所によって変わる。
お母さんや、自分の部屋の物。
悪魔がおさまって冷静になると涙が出る。泣きながら自分の事を情けないと思う。謝らなければとも思う。そんな事にイライラしてどうしてうまくいかないか考える。最近はその繰り返しだ。
悪魔は泣き虫です。

1

席替え

英語の時間
先生が席替えするといった
好きな君と離れ離れになった
もう接点がない
ただのクラスメイト
どうすればいいの?
席替えなんてしたくなかった
君は
遠い

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"青空"

今日はいい天気。
そんな日は空を見上げちゃうね。

日本中の人が見えるこの青空、
その中に君も入ってるだろうか?

...君 今日は空が綺麗だね...
...あの日一緒に見た虹が懐かしいね...

唯一 君と同じものが見えるこの空は、
私の想いを飛ばしてくれないだろうか?

遠く離れた距離に――遠く離れた記憶に――
虹をもう一度架けてくれないだろうか?

私が立ってる慌ただしい街の上の"青空"。
私の涙が1つ落ちる。

0

バレンタインデー

書いては消して
消しては書いて。
そんでもって、また書いては消しての繰り返し。

2

キャンバス

塗りつぶした塗り絵の線画を思い浮かべてつなげていたら星座になった
眠らなくてもいい夜を欲しがりますがあるのでしょうか
いざというときのために、眠れる音楽というものをキープして
ささやかなまどろみをつかみそこねながら
色を重ねた塗り絵はいつか夜空になってしまうのね