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風が強いから窓を開けてみたけど、


君の匂いがしないから諦めて、閉めた。

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かかってこい

どくん どくん

胸が高まる。鼓動がはやくなる。

目の前はあの夢にまでみた景色。

新品のなれない靴で向かう。


嬉しいときは幸せだって叫びたい。
笑い合って叫びたい。

辛いときも幸せだって叫びたい。
明日があるって叫びたい。


真っ白なページが青色に染まるまで。




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今の地球はキレイじゃないんだって
キレイに見せただけの海や山、空気、平和
ただ私達があんまり汚いところにいるもんだから
何もかもキレイな物に見えるだけ
今の地球で本当にキレイな場所はない


だからお願い聞いてください。
キレイだった頃の自然を真っ青な地球を
今のオトナに見せるから
少し時間を巻き戻して
そうしたらきっと思い出すんじゃないかな
戦いなんか下らないって

そうやっていつもキレイに見えるだけの言葉並び立てる私も
この世を悪くする偽善者

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刹那美しけれ

目があった。その刹那僕には一生の宝物。

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卒業証書

 入学シーズンだが、あえて卒業式のことを書こうと思う。なぜなら雨だから。
 わたしの卒業した高校の卒業証書はオムライスだった。オムライスに文言がケチャップで書かれていて、印鑑は焼き印だった。ほとんどの卒業生は持ち帰るが食べて帰る者もいた。わたしもその一人だった。
 卒業証書であるオムライスを完食し、校門を出ると、卒業したんだなと実感できた。就職は決まっていなかったが不安はなかった。仕事なんて飯が食えればいいと思っていたし、オムライスは冷めていたが美味かった。問題なんてものは妄想でしかないのだ。いや、すべては妄想なのだ。だったら楽しい妄想をしていたほうがいい。
 母校は、わたしが卒業してから十年経ったぐらいのころ、廃校になった。あのオムライスが食べたいという理由で受験する者も多かったのだが、少子化には勝てなかったようだ。
 四十過ぎても定職に就かず、こんな文章を書いて喜んでいられるのは、あのオムライスのおかげだと思っている。

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信用……

周りの人を信用出来なくて
みんな普通に接してくれてるのに。
部活のみんなも笑顔で話してくれるし、相談も私にしてくれる。
でも、どれだけ信用できる、信頼できる、大好きと言われても
みんなの目が見れなくて
やんなるなぁ。

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クラス替え

離れた途端に急に恋しくなって、
突然、胸が痛み出した。
この痛みはきっとあなたに会うまで消えなくて、
それでいてあなたにしか消すことは出来ないんだろう。

1年も一緒にいたけど、
1年しか一緒にいられなかった。

早く会いたい、もっと話したい。

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大丈夫

大丈夫。大丈夫。

僕はずっと前に壊れた人間
他人の痛みが少しはわかる
だからいろんな声を聞いて
それなりに一生懸命言葉を探した
たまに感謝の言葉が返ってきて
それを糧に生きていこうと決めた
それだけで十分生きていけると

大丈夫。大丈夫。

生き方が少しヘタクソで
それが人と違ってた
世界と意見が食い違って
違うと悪い人になった
僕は悪い人になった

大丈夫。大丈夫。

慣れていると思ってた
大丈夫だと思ってた
僕なら耐えられると
僕だから耐えられると思ってた

大丈夫じゃなかった

壊れたところが抉り出され
バキバキと音を立てる
頭の中がかき回されて
ブチブチと音を立てる
崩壊の音と切れていく音

虐げる者には聞こえない音