ただの村人A
私なりに考えて、それが最善。
話しかけられない。君に話しかけられるのを待っているだけ。
話しかけられてもすぐ、またいつもの景色に
ただ背中を見ているだけ、そんな景色。
私にとって君は、私の見る景色を変えてくれた勇者。
君にとって私は、ただの村人A?
世の中が君をどう思ってたって
君が世の中をどう思ってたって
僕はただ君だけ想っていたい
僕はただ君に一途でありたい
あの雨の日から1年経って…
あいつは急に、学校で倒れたのだった。原因不明の体調不良で、担架で運ばれていった。
その現場を見ていた私は、胸が張りさける思いをしていた。
「あいつはそんなに体が強くない。戻ってこられるのかな」
幸い、あいつの体調は回復。しかし、頭を打っていたらしく、記憶喪失に。
悲しいことに、完全になにも覚えてないらしく…
私のことも忘れてしまっているに違いない。
これから、どうしようかな…
また1からやり直せばいいのかな⁇
たとえあなたが
今日のことを
明日には忘れていても
その日だけの特別な
“愛してる”を
1日1日
紡いでいく
そうすれば
どんな1日でも
宝物になる
きみの声が聞きたいと 素直に言えない春の夜
つつじが綺麗だよ 紫陽花の葉が出たよ
美しいと思えるもの 大切にしたいね
鵺に乗って 夜街を遊泳する
迷惑なネオンの街も
虚しく佇む高層ビル群も
静かに押し黙った住宅街も
透明な引力に引っ張られた人々も
何度も繰り返す初恋の彼女も
何処でも目立つ彼奴も
画面に映る虚妄を作り出すあの子も
全部を超えて 翔ぶ翔ぶ翔ぶ
少しだけ肌寒い風に従って
月まで雲まで
幽霊じゃなくて幻だから