水面に反射した太陽の欠片を集めて
真っ暗な部屋に放ったら
素直に泪が出てくると思った
疲れた体をベッドに放り投げて
今日も僕は夢のない夢をみる
先に仕掛けたのは物部一族だった
彼らは奇妙な装置(正確には、ゲネシスコアで拡張された戦極ドライバーなのだが)と錠前を1つ握りしめて来たのだった
対して蘇我一族はアーマードライダーには太刀打ちできるわけもなく
一方的に押されていた
そんなある日...
ある男が神崎士郎と契約を交わした
彼はカードデッキを受けとり、コブラ型のモンスターにとあるカードをかざす...
「また物部か!」
蘇我一族の拠点、いわゆるベースキャンプのような所が襲撃された
「変身...」
彼の錠前が起動する
『バナナ!』
戦極ドライバーにはめたとき、ゲネシスコアの方に紅く染まった錠前が出現する...
『ブラッドバナナ!』
ロックオン!
『バナナアームズ!ナイト・オブ・スピアー!』
『オーケィ!ブラッドバナナアームズ!ナイト・オブ・バーサーカー!』
血に染まった騎士がそこには立っていた...
「木村?」
登校中、偶然見つけた。返事を言わなきゃ。そういう一心で木村に話しかけた。
「ん?」
木村はこっちを見るなりのけぞった。
「うぉあっ」
「…は?」
「いや、そのびっくりして…おはよ」
「おはよう。んでこないだの話なんだけど…」
「いやちょっとまってまって」
木村は顔が真っ赤になっている。それが面白くて緊張のシーンなのに吹き出してしまった。
「何笑ってるの!」
「いやー、木村顔真っ赤だよ!?」
「うそだ!あ、こないだ海行ったんだよ。そのせいそのせい!」
「いま冬だし」
「…るさい」
あーあ。こういうのって、もっとロマンチックな公園とかで、言うもんじゃないの?
でも、今のやりとりで、自分の中で何かが急激に変わった。
木村のことは、ちょっとかっこよくて、いいやつだとしか思ってなかった。
でも、気がついた。
こいつといると、ちょー楽しいじゃん。
いつまでもこんなバカなやりとりをしてたいよ。
今まで何人か男子に告白されたことはあったけど、木村は今までにないタイプだ。
こんなに一緒にいて楽しい人、いないよ。
好きになった。たった今。
「いい?返事言って」
「聞きたいような聞きたくないようなでも聞きたい!!!」
「どっちなんだよ…言うよ?…私も、木村のこと好きです。よろしくお願いします。」
「ぬぉっ」
木村は言葉にならない声をあげて、さらに耳まで真っ赤になった。
「まじか。まじか。よろしくお願いしますぅ」
かわいいな。
私に彼氏が出来ました。
かっこいいのに、かわいい子供みたいな彼氏です。
これからもよろしくね。
伊達に人間観察趣味にしてないワケじゃないんだよ。
見てりゃぁわかるよ。いつも一緒じゃないか。
元気がないなぁ。
良いことないなぁ。が口癖になってきてるし。
それで空元気されても、見てらんない。
ほら、購買部のミルクティーあげる。
あっまいもんあげる。
元気出してね。ほんとの元気を。
無理に笑わなくていいから。私が笑わせるから。
だからさ、取り敢えず、
ミルクティー。飲もう。
雨に煙る
工業都市
アウトレットで買った
結婚指輪
長い黒髪を
ティアラで飾って
純白のウェディングドレスは
雨に染まって灰色
それでも君は幸せ
なぜなら君は
ジューン・ブライド
六月の花嫁
総額二十万円の
格安ウェディング
盛大に
鐘を鳴らして
そう君はジューン・ブライド
六月の花嫁
びしょぬれの花嫁
ずぶぬれの花嫁
土砂降りの花嫁
一年前に戻りたい
昨日に戻りたい
せめて一時間前に戻りたい
また、そうやって思うのかな
わかってるはずなのにどうして
繰り返してしまうのだろう
過去には戻れないから
今を塗り替えていこう
失ってから気づくこと。
失わないと気づけないこと。
”存在”している、それが存在意義。
毛沢東様
あなたはどうして毛沢東なの?
私の江青という
名前をあなたにあげます
だからあなたの毛沢東という
名前を私にくださいな