ある男が血に染まった騎士と対峙する
僅かに生き残りはいたが、周りはすでに惨劇と化していた
彼はカードデッキを翳す
「我の魂よ、昇華せよ!真撃符、聖魂転成!」
彼は怪しく揺らめく蛇を纏いし戦士、仮面ライダー王蛇へとその姿を変えた...
タケル達の元にも、惨劇は伝わってきた
その後、襲撃を受けた隊が先発部隊立ったため作戦の見直しも検討された
その時、タケルは...
「なぁ、あんた」
タケルは町の外れにあるここら辺の建物とは全く違うところで神崎士郎と対峙していた
「なんだ...」
低く突き刺さる声が響く
「俺に...力をくれよ。出来るんだろう?あのときのように...」
「ライダーとなった者は、最後の瞬間まで戦い続け無ければならない...その覚悟はあるか...」
「最後の...瞬間...」
士郎はカードデッキを1つ精製してタケルに渡す
タケルは受け取った瞬間、謎の耳鳴りが響いていた
そして...
「このカードで、モンスターと契約しろ」
白いカードを渡された
受け取ったとき、近くにあった鏡からエイの姿をしたモンスター...エビルダイバーが出現した
タケルはエビルダイバーにカードをかざす
エビルダイバーはカードへと入り、カードデッキに紋章が浮かび上がる
「契約成立だ...戦え!」
タケルが振り向くと、そこには士郎は無かった...
FINAL VENT
『バナナオーレ!』『ブラッドバナナオーレ!』
2つの技が激突する...
蛇の目が輝く
王蛇が勝ったのだ...
好きだよ
大好きだよ
愛してるよ
好きだ
大好きだ
愛してる
“よ”
がつかない方が
自分は好きだ
徒に流れる時間、置いていかれる自分
恥ずかしいメモ用紙、ガラス張りの心
待ってくれない人生、アパートの虫たち
流される日々、戸惑う毎日
それでもやってくる朝
傘を忘れたのならば
いっそ雨に打たれてしまえ
地に弾むあの水滴のように
全て忘れて踊り狂え
にごった鉛の高いお空と
踏まれた黒の低い地べたを
洗い流して色を増す
きれいな青の僕の雨