はじめまして!森十牙って言います。 不定期ですが 『森のポエム録』って言うタグをつけて投稿するのでよろしくお願いします。
見つけたらレス下さいm(__)m
見慣れた重い扉をゆっくりと開いた。
ギギギィィィ………
「おはようございます」
いつも通りの景色だ。
既に夏川くんが来ていて、桜尾さんと仲良く話していた。
「あっ…おはよう、白帆さん」
桜尾さんがいつも通りの笑顔で返してくれた。
それで気づいて夏川くんも
「おはようございます、唯さん」
と言ってくれた。
「今日も客、来ないねー」
桜尾さんがつまらなさそうに言った。
「いつもこんな感じなんですか?」
夏川くんが私に向かって言ってきた。
お互いに話しやすくなった。
(まだ一日しか経ってないけどね。)
「こんな感じです」
「へぇー」と、夏川くんもまたつまらなさそうに言った。
「やっぱり心が通じ合う人とは、すぐにわかりあえるんだよ」
桜尾さんがどこか遠くを見て静かに言った……。
あなたが笑ってる
それだけで良いの
そばにいるだけで
私のことなんか
見えてなくても
ずっと好きだから
…
つーかあんな女のどこが良いんだよチクショウ。
撥つ音
眉濡らしつる ゆめゆめ
漂へる ことばは
ただひとり きみへ ぼくへ
魔法よ どうか消えないで
盗まれた
盗まれた
どんなに探しても
どこを探っても
何一つ見つからない
お金とか
持ち物とか
目に見えるものじゃなくて
心を
心を
今の大人達に
今から大人になる人達に
上手に
気づかない内に
盗まれた
盗まれた
水の中の君はきらきら
グラウンドの君もきらきら
芝生の上の君がきらきら
気が見つめるボールはころころ
輝いてるね運動部
青春してるね運動部
かっこいいよ運動部
長崎県は高総体
絶賛青春中
何故か筋肉痛の脚、何故か溜まっていくホコリ
形が悪い野菜、情けない根性
人に聞かれたくないけど本当は誰かに聞いて
欲しい心の呟き、見るもの全てにおびえる自分
もうダメだ
僕を守ってたベールは消えてしまった
笑う仮面にはヒビが入ってしまった
人に合わせて動けなくなってしまった
この世界で生きるには不可欠だったのに
あいつのいうことは絶対だったのに
必死に隠してた本当の声が漏れてしまう
みんなの視線が怖い
どう思われてるのか怖い
明日、自分の居場所があるのか分からない
もし、誰も僕を認識しなかったら…
いやだよ 怖いよ
誰か助けてよ
僕の心が闇に呑まれる前に
誰か、その手を
握らせて