橙色の灯りを頼りに、少年は一人で洋館をさまよっていました
3階の最奥の大部屋を目指して
その部屋は、予言を与える―すなわち幽霊が出ると言われていたのです
**********
そして、辿り着いたその3階には、確かに大扉がありました
すぅっ
と息を吸い込んで、
そのまま息を止めて、
大扉を、押し開けました
近くの燭台に灯りを移すと、だだっ広い部屋の至るところに水晶があしらわれているのが微かに見えるようになりました
「ユーリ」
ふと、幼さの残るような少年の声がしました
ユーリはぞくりとして、右手を帯に挟んだ短刀の柄に掛けました
刹那、部屋の中央辺りからの視線を感じ―
ユーリも正面をひた、と見据えると―
飴色の二つの瞳と、視線が交錯しました
けれども、それは、よく知る面影を映した双眸だったのでした
駅の歩道橋にて、
君が日向をあるいてる 下を向いて歩いてる
君が日陰に出たら 笑いながら空を見上げた
僕はそれを下から見てた
綺麗だな綺麗だな
肌の白さも 制服の白さも
この青い空に染みていきそうだ
いい眺めだ
君が振りかぶってこっちを向いた
夏だね、って。
教科書ヲ忘レタ
筆入レヲ忘レタ
授業ニ対スル
“意欲”マデモ
忘レテシマッタ
デモ
貴女ヘノ
愛ダケハ
忘レラレナカッタ
ドウシテ
ドウシテ
どうして?
何故貴女は
私の前に
現れるのです?
愛シテイマス
明日七月七日で二十歳になります。一六からこの掲示板に書き始めいまに至ります。さて傲慢ながら、二十歳を記念して皆様よりお題をいただき。めっちゃくっちゃおもしれー文章をアップしたいと考えています。よろしければレスお願いいたします。文章がつまらなかったら引退します。では。
唐突だが(いつものことだ)、悩みとは何だろう。悩みとは、自分の感情に拘泥することである。なぜ拘泥するのか。自分が特別だという意識がどこかにあるからである。ははははは。笑っちゃうなあ。お前を特別視してる奴なんてお前とお前のおふくろぐらいなもんだ。
そんなことはない。反論する者がある。反論することじたいが自己を特別視している証拠なのだ。ところでいまさらだが、七夕野郎全小説集の誕生日は七月七日である。おめでとう。
「雑種さん。感情を殺すなんて言ったわりには興奮気味かつ冷笑的でしたね」
「まあでも感情がなくなってしまったら生命を維持できませんからね。結局何ごともほどほど。ブッダの言うところの中道なんだよ」
「人間というのは自分の感情にこだわってしまうもの。これが自意識過剰の根源なんですね」
「人間じゃないけどね」
「感情にこだわる、自意識過剰な人というのは原始的な人なんでしょう」
今日はここまで。いつも拙文を載せてくださるチームKGBの方々とスタンプくれる方に心から感謝。
なぜだろう
キミが
いなくなってから
ボクの心がとてもつめたい
これが恋なのかな・・・
ボクは今でも
キミに恋してる
あんなことがあって
ボクは自分に
ウソがつけなく
なってしまった
全てキミのおかげ
キミのおかげで・・・・・・
ありがとう
ひさしぶりに会った君の
笑顔は少し変わってた
笑い方は僕の好きなままだったけど
笑顔は少し変わってた
何があったの?
どうしたの?
僕は何も聞けない。
もしも辛いことがあるのなら
他の人にちゃんと言って。
ご飯も食べて。ちゃんと寝て。
泣きたいときには泣いて。
自分を大切にしてあげて。
じゃないと君がきっと崩れちゃう。
僕の好きな君のままでいてね
僕の全てを捧げてもいいから
君がどうか幸せになりますように。
君の笑顔が消えませんように。
君の夢が叶いますように。