羨ましい。
運動も勉強も音楽も性格も顔も背の高さも。
何もかもすべて。
昔から君は私の高嶺だった。
生まれたときからずっと一緒だから気づかなかったけど、ようやく気づいてしまった。
何もかもできる君に比べて私は?
その瞬間の1.5秒間、身体を預けていたベッドをすり抜け、どこか深いところに身体がいってしまいそうになった。
勉強もそこそこ。運動もそこそこ。自信もない。
自分を愛せないし...。
ああ、うまく言葉にできない。
憧れ。それは、美しいものであるが、それは恐ろしいものなのかもしれない。
何でそんな生き方をしてるの?
苦しいでしょ?
だって、誰にも理解されない。
「きれいごとなんて、絶対に通じない」
そんなこと君が1番わかってるのに。
でも、君は笑いながらこう言うんだ
「きれいごとが通じないと誰もが思ってるのなら、それをぶち壊していきたい。不可能をぶっ壊してやる」
ギラギラした目で、何もかも知った顔して。
かっこいいんだ。これが。
その生き方、憧れる。
だから、応援するよ。
応援と、あと、そばにいる事ぐらいしか出来ないけど、君に出来ることは全部やるから。いつでも頼ってください!
いつも不安は隣り合わせだけど
それでも応援してくれる人がいて
たまに思いが通じたりして
だからまた信じたくなるんだ