パンケーキ1枚50g
山のようにつみあげて
メイプル、クリーム、アイスのあらし
カロリーなんてしるものか
フォークで層をきりくずす
おさらにこぼれるソースたち
ひとくちぱくり、ふたくちぺろり
舌なめずりしてもういちまい
やきたてほかほかしみこむバター
余韻にひたひた午後3時
すきなものだけたべていたいよ
やさしくわらっていきていたい
パンケーキ何枚?何g?
愛のおもさは何g?
くどくてあまくてしつこいけれど
それでもぼくはきみをえらぶよ
涙はだばだば
王冠を被った白鳥の湖
翻すスカートの裾
文学的な誘惑
艶やかに滑りながら
ひた折る花
紅
密やかな舞台裏
冷えた息は何も隠せない
眠らない夜は好きで
眠れない夜は嫌いだった
夢は都合のいい綿菓子の様で
朝日が全て溶かしていって
誰にでも平等にくる朝を疎んだ
日付が変わる頃になると
点滅し始める赤信号が
永遠と夜を染め上げていって
澄んだ夜空を吸い込んだら
このまま永遠に真っ暗を泳いでいたいと
そう願わずにはいられなかった、
誰に何を言われたって、
あなたがそこで微笑んでくれれば。
俺の心で、あなたが占める割合はとても大きいんだね
あの日からだもの、俺の不調は
あなたの倒れた、その日から
あのときのアレルゲン
今も私の体の中に
巡りめぐって顔まできました
あの日の証拠をしっかり残して
私を悩ます
アレルギー
少し、頭が痛い 少し、体がだるい
そんな毎日だけど、無理やり笑っていた
ふと、力が抜けて、笑顔を忘れたときに君が言った
「大丈夫?」
あまりにも心配そうなその表情に、また癖で笑って見せた
でも、君の優しがが嬉しかったから、あの笑顔は本当だと思うんだ
7:40家を出る
7:45無愛想な黒猫(綺麗な鈴付き)
7:53パン屋さん(香ばしい匂い付き)
7:55都心の真逆へ行く電車とその朝日
8:03青い屋根と白いシーツ
8:21絵の具の匂いのする家
8:25生活委員の眠そうな挨拶
8:30はじまりの音
神様 別に恋人なんて我儘は言わないから
せめて
ちょっぴり寂しい気分の時に
夕飯が美味しかった話とかを電話で話す
そんな少年を下さい