生きる事はまっすぐな道を歩くようにはならない。
上り下りがあったり、崖から墜ちたり、人に救われたり、色んなことがあるから。
直ぐに結果が出るわけでもなければ、努力が全て報われることもない。
そうなってしまったら、何時までも子供のまま。我慢の仕方や、失敗を知らなければ、誰かを理解する事も出来なくなってしまうから。
生きる事は難しい。だからこそ、生きることは面白い。
みんなの為に「僕」を演じているのに
それがあたかも自然体の様に
それが僕の本心で在り、本質で在るかの様に
思い込んでいることがもどかしい。
そんなことを考え乍ら
そんなことはおくびにもださずに
今日も笑顔を貼り付ける。
誰かの善意を素直に受け取れず
在りもしない裏をかこうとするから
空回って、遠回って、
行き着いた先が全く知りもしない場所なら
嘸かし遣り直し易いことだろうな。
僕の手に在るのは君の手、ではなくて
触れていたところの熱だった
余熱、と言えばいいのだろうか
1分も保たないなんて、
忘れろって言われたみたいで
泣くしかないじゃないか
2度とは会えない君を忘れられるくらい
好きな人に出会えたら
そっと忘れるよ
だから、それまでは。