バターの冠も蜂蜜のドレスも
まとってみると枷でしかない
私の瞳で世界を眺めてみたいだなんて
おいしそうだなんて最高の皮肉と一緒に
向かってくるナイフしか見えなくてもか
君は何とも思っていない男にでも
そうやって優しく微笑みかけるから。
君の心が読めない。
勘違いする僕も悪いけど
勘違いさせる君も悪いと思う。
君は知っているのかい?
君のせいで僕の胸の奥がキリキリと締め付けられているのを。
君は知っているのかい?
僕が君にしか見せない心を持っているのを。
ほらまたそうやって。
その微笑みに恋するなんて。
君のその微笑みを独り占めしたくて。
あの子に笑いかけるきみを見て
あぁ、あの笑顔は私のものじゃないって
そう思う前に、認める前に
いやいや、別に好きじゃないし。
って自分に言い聞かせる
素直に認めればいいのに。
でも認めちゃったら私は傷つくんだよ
きみの笑顔に。
執着するものなんて何もなくて、僕は個性がない。
適当に話を合わせて、笑顔を振り撒いて、ただただ勉強する。
そんな毎日。飽きてきた。
この状況を打破すべく、僕は個性をもとめた。
その個性がただの仮面であることは明白だったのに。
あたしがやるより、出る人がやった方がいい。
あたしなんかが使っても、何の実も結ばないから。
いらないよ。こんなの。
いらないよ。こんな感情。
出るって決めてたのに
出たかったなぁ
…じゃあなんでさぼるの?
あなたがいない間、あたしは1人で練習してた。
入部してからバンド練は1回も出来なくて、
1人でやるしかなくて。
今日は来る!なんてテンション上げたら急にドタキャン。
あなたにやりたかったなんて言う資格はない。
どうせまた準備こなくて、夏の時と同じ孤独感を1人だけ味わう。
文化祭までの練習だってもうこないでしょ?
もういいや。つかれた。
人まとめるのとか向いてないんだって。
つかれた。
いつも以上におしゃれして
家を出る前に最終確認
鏡に映るその子に
『今日のあなたが1番かわいいよ』
って
こころの中でつぶやくの
やっぱり ダメなの
名前を つけようと してみたけど
兄でも 友達でも 弟でも
やっぱり ダメなの
君のことなんか
好きにしかなれないの